2.0 点
着物買取の現実は厳しい。宣伝文句は信じない。
二ヶ月ほど前に、もう着ることもないであろう和服数枚、帯数本を新宿御苑近くにあるスピード買取.jpに持込みで査定をお願いしに行って来ました。
3日ほど前に予約して行ったのですが、担当の方の対応の感じがとても良かったです。和服の査定だからある程度の年配者が担当かと思いきや、30歳前後にしか見えない好青年が現れ内心ビックリ!
同時に、こんなに若い男性が、私の大事な着物をちゃんと査定出来るのかと不安も覚えました。
まずは所定の書類に必要事項を記入。
持込んだ品々の確認、一枚ずつタブレットで撮影。写真データを和服の古着を鑑定する何がしかの場所へ送信して結果を待ちます。大体10分くらいだったと思います。
サイトには、お客様の満足行く金額で買取!と大きくうたっていたので結果が楽しみでした。
振袖と袋帯は加賀友禅、30年前ですが200万円で購入したものです。他にはまだしつけのかかった小紋が数枚、京都の老舗店で誂えたものです。否が応でも期待は膨らむばかりでした。
さて、時間となり結果発表は!
「ほぼ振袖の値段で2000円です」って、何ですか???その金額は!
耳を疑いましたが担当の方の言うには、今現在、和服の需要は少ないのと、柄が古いので売れないとの事。
あのHPは何だったの?高価買取中ってどういう事?
軽いめまいを感じながらも、納得するしかありませんでした。
電車賃かけて重たい思いをして持ち込んだのがバカバカしかったですが、2000円で売ってしまうのはあまりに切なく、そっくり持ち帰りました。
現実は厳しかった。
担当の方の申し訳無さそうな表情が忘れられません。
社会勉強にはなったと自分に言い聞かせて諦めました。